日本新聞網は12日、「タイの初の高速鉄道は、日本の新幹線の技術ではなく、『メイド・イン・チャイナ(中国製)』となる可能性が高い」と伝えた。タイ政府は11日、タイで初となる高速鉄道の建設プロジェクトについて、中国と共同でフィージビリティスタディ(実現可能性調査)を行うことを表明した。2014年に入札が行われる予定の同プロジェクトの受注競争で、中国が日本に先行した形だ。
タイ政府による情報を受け、日本の企業は、中国がすでに優先的な調査権を獲得したのではないかと懸念している。また、それによって、中国が優先的に建設工事を行う権利を獲得する可能性が出てきたことを危惧している。
タイのインラック・シナワトラ首相は2012年4月に中国を公式訪問した際、北京と天津を結ぶ都市間高速鉄道に乗車している。この際、インラック首相は中国の高速鉄道技術に高い関心を寄せ、乗り心地の良さや速さ・利便性などを絶賛していた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年10月13日