オーストリア紙「Die Presse」は、「日本は憲法と自衛の権力を変えようとしているほか、アジアで対中連盟を構築しようとしている。台風に見舞われたフィリピンに巨額の資金を提供し、ベトナム、インドネシア、マレーシアとの軍事提携に同意した。天皇夫妻がインドを離れたばかりで、日本―ASEAN首脳会議が開かれようとしている」と報じた。AFP通信は、「今回の首脳会議のテーマは、双方の関係発展40周年の記念であったはずだが、日本側によってASEAN抱き込み、台頭する中国への対抗の場になりつつある」と指摘した。日本開発途上国研究所の研究院の松本はるか氏は、「日本は首脳会議で自国の願いが叶えられることを、合理的に期待できる」と語った。
中国社会科学院日本研究所副所長の高洪氏は12日、環球時報に対して、「ASEANの立場を統一化し、共通の準則と文書を作成するという意図はこれまでもあったが、成功することはなかった。中国の防空識別圏の設定について、米国さえ日本の思い通りに行動していない。中国と緊密な関係を持ち、中国の平和・友好的な周辺諸国に利益を与える外交戦略圏内にあるASEANが、日本の思い通りに行動するはずがない」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年12月13日