硬い殻の中には、脆いものが隠されている。専門家は、「安倍政権の好戦的な姿勢の裏側には、不安な心が存在する。日本経済は長年に渡り低迷を続けているが、周辺諸国は高度成長中だ」と指摘した。別の専門家は、「日本は、他国が自国の地位を揺るがすほど強くなる前に、自国の利益を実現するための行動を急いでいる」と分析した。
安倍政権の野心は、米国の「アジア太平洋回帰」の宣言と時期を同じくした。そこで日本は大喜びでその最前線に立ち、米国の勢いを借り、軍国主義の古い夢を復活させようとしている。景気低迷と軍事費削減の状況下、米国は日本が「アジア太平洋回帰」の中で、大きな力を発揮することに期待している。世界を前にして「タカ派」の姿勢を示すほど、日本は米国という「兄貴」の前で体裁を整えることができる。
しかし多くのアナリストが指摘しているように、米国の日本に対する「後押し」は無制限のものではなく、その行動の最高基準は米国自身の利益である。いかに好戦的な姿勢を示しても、米国という「兄貴」に追随する日本という「弟分」には、常に自信が欠けている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年12月24日