就任1年目を終えた安倍首相は、期末試験の時期を迎えた。この一年間を振り返ると、安倍首相が政権運営の中で出した回答は、国内での紙幣大量印刷、海外での各国歴訪、周辺諸国への好戦的な姿勢となっている。海外網が伝えた。
就任1年目を終えた安倍首相は、期末試験の時期を迎えた。退学後に再入学した学生のように、安倍首相は傷心の退任後、受験の秘策を見つけたようだ。経済の解答用紙には「3本の矢」を記入し、安保の解答用紙にも同じような小手先だけの対策を記入し、外交の解答用紙には地球儀全体を記入した。それぞれ5点満点とするならば、安倍首相は何点獲得しただろうか?
経済のテストで安倍首相が出した回答は紙幣印刷だ。
経済は日本の政権運営に関するテストの中で、最も悩ましい項目だ。安倍首相の前の歴代首相は、経済対策が上手くいかず退任を迫られたと言える。
安倍首相は退任後の数年間に、対策を講じていた。再就任から間もなく、主要各紙に「アベノミクス」に関する長文の主張を掲載した。これには金融緩和策、フレキシブルな財政政策、構造改革が含まれる。
黒田東彦氏は日銀総裁に任命されると、野心あふれる「量的質的緩和策」を発表した。その目的は、物価目標の早期実現だ。日銀は今後2年間で、日本国債の保有規模を2倍に拡大すると公言した。
右翼学者の八木秀次氏は、安倍首相は4点以上と評価している。これは円安により輸出産業が好転し、株価高騰で企業と投資家が利益を得たからだ。
しかしその他の党の利益に縛られないアナリストは、日銀の新戦略は日本経済をある程度振興するとしているが、日本の人口バランス、および現在の経済構造における家庭消費の比率が低いことから、日本経済の復活の道はまだ遠いとしている。黒田総裁でさえ、英国メディアのインタビューに応じた際にそう述べていた。