経済の他に、八木氏は「安倍首相は外交面でも非常に順調だった」と語った。これは真っ赤なウソに他ならない。
確かに安倍首相は外交面で、「模範的労働者」と呼べる。昨年末の就任以来、安倍首相は毎月外遊した。「立ち話外交」を加えると、安倍首相は100人以上の国家指導者と会談したことになる。これに最近の日本―ASEAN特別首脳会議が加わり、安倍首相は一年に渡り休むことなく地球儀の上を駆け回ったと言える。
安保のテストの中で、安倍首相はいわゆる「安保3本の矢」(新たな防衛計画の大綱、中期防衛力整備計画、初の国家安全保障戦略)を放ち、中国を「対応目標」として明記した。
しかしその効果はどうだったろうか?安倍首相は全力を尽くし、「中国の脅威」に対する各国の承認を集めようとした。「自由と繁栄の弧」から「地球儀外交」に至るまで、耳にすると勢いがあり、手を振り上げれば人々が呼応すると思われたが、年末の総括の際に、安倍首相は失望させられることだろう。対中包囲網が構築できなかったばかりか、各国の日本に対する懸念を拡大したからだ。
総じて言えば、安倍首相が政権運営の中で出した回答は、国内での紙幣大量印刷、海外での各国歴訪、周辺諸国への好戦的な姿勢となっている。成績については、紙幣印刷だけある程度の効果があっただろうが、長期的な影響については疑問視されている。その他の二つの項目については、お情けで1点つけるのがやっとのことだ。このような成績表を突きつけられた安倍首相は、「退学」の結果を避けられないだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年12月26日