日本は敗戦後、頭を下げ敗北を認め、国としての地位が永遠に弱められることを受け入れた。日本の専門家・コメンテーターの秋山信将氏は、日本は長年に渡る「敗戦国」の役割を演じることに飽き飽きしていると語った。米ウォール・ストリート・ジャーナルのウェブ版が伝えた。記事の内容は下記の通り。
秋山氏は一橋大学国際・公共政策学院の教授だ。秋山氏は「日本は敗戦国の重荷を投げ捨てようとしている。これは安倍晋三首相が国内で、政治の大きな成功を手にしている理由をある程度説明できるかもしれない。安倍首相は戦後の恥をすすごうと躍起になっている」と語った。
これは中間が安倍首相に強く反発する原因でもある。日本が中韓両国にどれほど謝罪しても、その被害を補うことは不可能だ。日本の侵略戦争はアジアで夥しい死者を出し、日本の中国侵略戦争だけでも3500万人以上の中国人が死亡した。
日本のナショナリストは「敗戦国」という称号に飽き飽きしており、「敗者」をこれ以上演じたくない。 紛れもなく、安倍首相もナショナリストの一人で、日本のかつての誇りを取り戻し、未来の自信を再構築しようと必死に呼びかけている。この主張は特に日本の若者の共鳴を呼んでいる。戦時中の敵対関係が終了してから約70年後、日本の若者はすでに「敗戦国」の重荷を背負おうとしていない。
先週末に実施された東京都知事選において、元自衛隊航空幕僚長の田母神俊雄氏が、意外にも20代の若者から多くの支持を集めた。田母神氏は右翼的な発言を繰り返す頑迷な人物であるが、16人の候補者のうち4位の得票率を記録した。