日本の売れっ子漫画作家の年収は往々にして10億円以上に上る。日本最高の初版発行部数記録をつくった「ワンピース」の漫画家・尾田栄一郎氏の2010年度の年収は250億円にも達している。漫画の創作によって生み出される経済の収益は保障されており、作者はおのずと精力を傾けてより良い作品作りに励んでいくことになる。
日本の漫画が世界を魅了するのは、日本伝統の文化的要素を掘り起こしてきたことに由来するところが大きい。実のところ、日本の「ドラえもん」にしても、米国の「ウォークラフト」にしても、世界を魅了した文化産業製品の中には、一つとして外国人の好みに合わせて創作されたものはない。「民族的なものこそ、世界的なもの」という魯迅の言葉は、今もなお現実を映し出している。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年2月22日