日本の安倍政権は近ごろ、南西諸島の列島線で受ける脅威が高まっていると鼓吹しながら、与那国島における兵力増加やレーダーステーションの建設、多機能のフリゲートの研究・開発などを地道に推進している。実は、これは安倍政権が新たな「陣」を敷くために用いた手段に過ぎない。我々はこれに対して警戒心を持ち、用心深く対応しなければならない。
今回日本が多機能の小型フリゲートを開発するのは、「武器輸出三原則」を徹底的に打ち破くためである。元々フリゲートとは、ミサイル、艦砲、深海爆弾および対潜魚雷などを主な兵器とする軽量型水面作戦艦艇のことである。このたぐいのフリゲートが南西諸島の列島線、特に与那国近くの方向に配備されれば、日本の海上兵力の進攻姿勢はより一層強化されると見られる。しかも、この「姿勢」が本格的な「兵力」に変わる兆しもある。中日間で戦争勃発の可能性が高まるにつれ、このフリゲートは海面で中国に挑戦する「手先」として使われる可能性が高い。
日本のこのような進攻姿勢に対して、中国は積極的に行動しなければならない。日本が『平和憲法』を見直す根本的な目的が第二次世界大戦の勝利の成果を否定することであるとしっかり認識する必要がある。日本の右傾化の勢いを抑制するためには、国際社会のすべての力を動員させなければならない。また、先進的兵器・装備の研究開発を一段と強化させ、日本と同じ技術レベルに引き上げ、さらには日本の技術を上回るように力を入れ、「火遊びをするな」と日本を震え上がらせるように軍事演習の実戦効果を強化しなければならない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年5月8日