歴史を反省しない安倍氏、日本の孤立を深める

歴史を反省しない安倍氏、日本の孤立を深める。

タグ: 安倍 歴史 外交 ドイツ

発信時間: 2014-05-07 16:19:12 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

安倍晋三首相、またもやでたらめな論調を展開。

訪欧中の安倍首相は、「日本はドイツにならう必要があるのでは」という記者の問いかけに対して、戦後の日本は誠意を持ち隣国との賠償・財産・領土などの問題を解決していると嘘を付いた。またドイツが戦争の罪を反省した客観的な原因は、欧州が一体化を求めていたことで、戦後のアジア情勢は欧州とはまったく異なっていたと妄言を吐いた。このA級戦犯が祀られている靖国神社を参拝し、南京大虐殺や慰安婦の罪を否定しようとした右翼の政治家は、自らが舵を取る日本がドイツにならい歴史を心から反省することはない、そうするつもりはないことを世界に知らせようとした。

戦後の欧州の歴史を知る人ならば、ドイツの反省は欧州諸国が和解を実現し一体化に向かうための基礎・前提であり、心から罪を悔いた者しか許しを得られないことを知っている。安倍首相は因果関係を逆転させ、アジアには一体化や和解の目標がなかったため、日本はドイツに学ぶことができないと称した。安倍首相はアジアの不和の張本人でありながら、アジアの隣国による正義の反抗を、間違った行為の口実にしている。安倍首相は詭弁を弄し、愚かにも日本により重い歴史問題の荷を背負わせている。

ドイツを鏡とすることは、確かに日本の右翼を不安にさせる。多くの国民の、戦争を反省し平和を手にするという求めに対して、ドイツ政府はこれに順応するという賢明な選択を行った。ドイツ政府は自主的に、巨額の賠償金を支払い、戦後の国際協定を尊重し、領土の区分を認め、立法によりナチスの再燃を厳しく防ぎ、第二次世界大戦の歴史教育・宣伝を強化するといった、効果的な措置を講じた。また各政党、労働組合、教会、メディアが多層的・全面的な監督網を構築し、いかなるナチス復活の企みも阻まれている。1985年5月8日は、世界の反ファシズム戦争勝利、ナチスドイツの無条件降伏から40周年の記念日だった。時のヴァイツゼッカー大統領は連邦議会で演説した際に、ドイツがナチスの暴力支配を終えた日を「敗戦日」ではなく、「解放日」と称した。ドイツがかつての戦争をこれほど深く反省しているからこそ、国際社会は再びドイツを受け入れることができたのだ。

現在の日本では右傾化が日増しに深刻化しており、かつての軍国主義の侵略戦争を否定・美化し、極東軍事裁判の日本のファシズムに対する正義の審判を否定しようとする勢力が台頭している。先月、ナチスドイツを率いたヒトラーの誕生日に、東京の街頭で右翼がナチスの旗「ハーケンクロイツ」 を掲げ行進した。ドイツでは、このような行為は法律により禁止されている。ここからも、日本が歴史問題で莫大な「借金」を抱えていることが分かる。今や日本の政治家は小賢しいまねにより借金逃れをしようとしているが、これはアジアの隣国と国際社会から与えられた信頼を裏切る行為だ。

安倍首相の「ドイツのまねをしない」という説が、正確な歴史観を否定するものであることは、すでにはっきり認識されている。安倍首相は日本の右翼を率いて、本国とアジア諸国の間に障壁を設置し、和解と協力を妨害し、「不義」を貫いている。これでは、日本は世界で孤立を深めるしかない。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年5月7日

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