米国の「The Union of Concerned Scientists」は27日にレポートを発表し、ヒュンダイのキアがホンダを抜き、米国市場におけるエコ性能が最も高い自動車になったことを明らかにした。
NGO組織「The Union of Concerned Scientists」は1998年から、自動車が排出した煙霧の粒子や温室ガスなどのデータに基づき、米国市場での売れ行き上位8社の自動車会社を対象にランキングを作っている。今回は6回目となる。最新のレポートによると、ヒュンダイのキアがトップになったのは、小型エンジンの使用や米国で最も売れているソナタとキア・オプティマのハイブリッド版の発売が評価されたためである。
これまでの5回の評定では、いずれもホンダがトップに輝いたが、今回は2位に転落した。レポートでは、ホンダは多くの分野で依然としてリードしているが、売れ行きの4分の1を占める中級カー(人気車種のアコードも含む)に限ってはエコ性能が業界の平均水準を下回ったとされている。
日本のホンダ、日産、ドイツのフォルクスワーゲンは今回3位に並んだ。デトロイトの三大自動車メーカーのフォード、GM、クライスラーは引き続き最下位だった。
また、技術の進歩及び米国の燃費基準や排ガス基準の引き上げにより、8社のエコ評価は初めて全体的に向上したという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年5月28日