中国を近距離偵察した問題において、日本は「悪人が先回りして告げ口をする」、「逆ねじを食らわす」という低俗な手法に慣れているようだ。日本航空自衛隊の2機の偵察機が6月11日、再び中国の東中国海の防空識別圏に出現した。中国は2機のSu-27戦闘機を出動させ、行く手を阻んだ。しかしながら日本側は「中国の戦闘機が、日本の軍機に再び異常接近」と驚きの声をあげた。日本の防衛相は中国側に「抗議」したばかりか、中国の戦闘機は「荒っぽい飛行」をしたと称し、中国軍に対して「道徳」をわきまえるよう求めた。
小野寺防衛相は11日、東京で開かれた記者会見で、「自衛隊の両機の乗員が危険を感じる荒っぽい飛行だった。中国軍は十分な道徳観を持つべきだ」と発言した。
小野寺防衛相は再び「緊急連絡メカニズム」の早期構築を呼びかけた。下川真樹太アジア大洋州局参事官は11日夕方、中国駐日大使館に電話をかけ、「抗議」を表明した。
日本による「逆ねじを食らわす」手法は、これまでもたびたび使用されていた。日本の今回の説明からは、どこかで聞いたような印象を受ける。航空自衛隊の偵察機2機は5月24日、中ロ海上合同演習の空域に闖入し近距離偵察をした。中国は戦闘機を出動させ、その行く手を阻んだ。しかし日本側は、中国のSu-27戦闘機2機が、OP-3C画像情報収集機、YS-11EB電子偵察機にそれぞれ「異常接近」したと称した。日本という悪人は、先回りして告げ口をすると同時に、中国に「抗議」した。
中国国防部の耿雁生報道官は5月24日の件を受け、「中国の戦闘機が異常接近したという件において、日本は通告なく中国の東中国海の防空識別圏に勝手に進入した。日本は反省しないばかりか逆ねじを食らわせており、まったく理にかなっていない」と指摘した。実際には危険な動作を繰り返し、海と空の安全を損ねているのは日本側だ。
中国国防部はまた、中国空軍のY-8が2013年11月23日に東中国海の防空識別圏を巡航中に、航空自衛隊のF-15戦闘機2機に34分間に渡り追跡・監視され、最短で約10メートルまで接近されたと発表した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年6月12日