【制限突破には慎重さと一定の限度も】
集団的自衛権の解禁は、日本の軍事力発展が様々な制限を突破することを意味する。袁研究員によると、自衛隊の武器装備の発展はこれまで具体的な限定を受けていた。例えば、攻撃用の武器は持つことができず、ミサイルの射程も比較的短距離に限られる。集団的自衛権の解禁後、「日本の軍事力はゆっくりと発展していくものと見られるが、一定の限度はある」
中国社会科学院米国研究所の劉衛東研究員によると、日本政府は憲法解釈の変更を通じて、集団的自衛権行使の法的権利を得ようとしているが、具体的な行使には慎重さを保つことと見られる。周辺国家の中では中国だけでなく、日本と同様に米国の同盟国である韓国も敏感になっているためだ。
劉研究員によると、集団的自衛権が解禁されても、日本がすぐに強硬な態度に出ることはない。日本の今後の集団的自衛権の行使も米国が主導するものであり、日本は依然として美国の行動に協力することとなる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年7月2日