韓国紙『国民日報』は、「安倍首相は距離が最も近い中韓両国を訪問していないが、日本の歴史上で最も頻繁に外遊している首相になる可能性がある」と皮肉を交えて伝えた。日本の国際問題専門家は、「安倍首相は頻繁に外遊しているが、最も重要な国に行かず、行こうとも行けない状態である。今は日本の外交にとって最も悪い時と言えるが、残念ながら安倍首相はそう考えていない。安倍首相は米国、中南米、アフリカの外遊により、中国包囲網を形成できると考えている。しかし中国経済の高度発展により、自発的に安倍首相と中国包囲網を形成しようとする国はなくなっている。米国でさえそれを望んでいないほどだ」と指摘した。
安倍首相はなぜ頑なに中国に対抗しようとするのだろうか?米外交専門誌『フォーリン・ポリシー』は、「日本の指導者は日本憲法の改正、より強力な軍隊、より積極的な外交政策により、人も羨む中国の台頭を抑制しようとしている。これは現在の中日関係の緊張を招いている。これは日本人の心の奥深くにある危機を反映しており、日本人はナショナリズム(優越感)と劣等感という矛盾に苦しんでいる。中国の新たな台頭により、日本の中国人に対する劣等感が深まっている。日本人が持つナショナリズムと劣等感の苦しみは今後数年間、日本人の劣等感がナショナリズムに打ち勝つまで続けられる」と分析した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年7月25日