米国の戦略的利益、中日の関係改善の障害に

米国の戦略的利益、中日の関係改善の障害に。 頑迷な日本は軍国主義の思想を持ち続け、米国は東アジアでの戦略的利益を維持しようとしている…

タグ: 米国 軍国主義 歴史 同盟国

発信時間: 2014-08-20 11:23:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の右翼勢力は、戦争は明治維新の「帝国の栄光」であるとし、間違いを認めようとしていない。安倍首相は昨年靖国神社を参拝し、釣魚島の主権に「係争が存在する」という説に譲歩せず、「終戦」という態度により敗戦を粉飾し、南京大虐殺、慰安婦などの歴史の誤ちを否定した。今年の式辞では再びアジア諸国に対する謝意を示す内容を削除し、「不戦の誓い」の言及を避けた。この恥知らずなナショナリズム、ねじ曲がった施政方針により、隣国は信頼の基盤を失っている。  

もう一つの障害は、米国だ。米国は国力が衰退し、同盟国を抱き込み中国を共にけん制する外交戦略をとっている。米国は第二次世界大戦中に日本の奇襲を受け、中国と協力し日本と戦い、原爆を投下したが、現在の両国の利益は一致している。米国は日本に反省・謝罪するよう圧力を加えないばかりか、裏で日本の軍拡を支持している。米日安保条約がどの国を見据えているかは、言わずと知れている。米国の後ろ盾を得て、安倍首相はこのほど東南アジア諸国を歴訪し、中国を封じ込めようとしている。これらの国際的な条件により、日本は中国に友好的な姿勢を示そうとしていない。  

仏独が抱擁できたのは、戦後になり両国が反省をし、いつまでも悔やみ続ける「終戦後遺症」にかからなかったからだ。両国は客観的に歴史を見据え、真の勝利とは敵を倒しさらなる悲劇を生み出すことではなく、復讐をやめ、敵を抱き起こし、平等な共同体を作ることにより、憎しみをなくし、隣国と共存共栄を実現することだと理解していたからだ。  

中国の王毅外交部長は就任後の記者会見で、「2014年は1914年でも、1894年でもない。第一次世界大戦前のドイツを批判するより、第二次世界大戦後のドイツを見習うべきだ」と述べた。69年が過ぎたが、日本はドイツに学ぶことができていない。中日関係は今後、外交折衝と国力の強弱によって勝ち負けを決め、係争を解決するべきだ。戦争に訴える手段のすべてが、第三次世界大戦の火種になる可能性がある。これは人類の不幸であり、好戦的な国が逃れることのできない歴史の責任だ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年8月20日

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