日本の「近現代史」、学生に誇りを持たせる道具に

日本の「近現代史」、学生に誇りを持たせる道具に。 文部省は2017年に実行される高校の学習指導要領の改正に合わせて、「近現代史」という科目を新設し、現在の日本史と世界史を統合することで、日本史教育を高校の必修科目にすることを検討している…

タグ: 文部省 産経新聞 歴史 右翼 義務教育

発信時間: 2014-08-21 13:42:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

義務教育の政策であるこの措置には、対外PRの目的、政治的な功利性がある。これは安倍政権の右翼政策を後押しするものだ。産経新聞はこの措置の意図について、「日本史は学生に誇らしく歴史を学習させる教科書になる」と一言で簡単に説明している。これは安倍政権の歴史修正主義の本質を露呈している。  

理性ある人ならば、自国民に誇りを持たせる成果と功績だけの歴史など存在せず、その中には多くの痛ましい経験と教訓があることを知っているはずだ。歴史は一枚の鏡であり、人類の発展の過程における善悪のさまざまな面を照らし出すことができる。これは人類の重要な基礎的科目である歴史の持つ意義でもある。  

日本の歴史教科書が次の世代に「誇らしい歴史」だけを教え、自国が犯した戦争の罪を正視・反省することを知らなければ、国民をさらにミスリードし、国家に歴史の同じ轍を踏ませるリスクが拡大する。  

日本の新しい歴史教科書が発行されるまで、あと数年の時間を残している。安倍政権が間違った歴史観を青少年に押し付けるのを放任するか、彼らに歴史を正視し平和的な世界に向かうよう促すか、日本の政界と学術界の良知が試される。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年8月21日

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