日本の侵略者は69年前、正義を代表する反ファシズムの中国の前で降伏文書に署名した。69年という時はあっという間に流れたが、日本の中国侵略の血の跡は、依然として中国人の心から拭い取られていない。中国人は今日、中国人民抗日戦争勝利記念日を厳かに記念するが、これは側面から日本の右翼・保守勢力に対して、「中国人に勝つことはできない」と警鐘を鳴らしている。
軍国主義によって残された毒は、徹底的に粛清されるべきだ。これは世界の発展の大勢を見た上での結論だ。軍国主義の消えぬ魂は、アジア太平洋に懸念と不安をもたらし、日本にも損失をもたらす。
安倍首相は「美しい日本」の建設を責務としているが、この美しい日本の中身とは何だろうか?安倍首相はこれを明言しておらず、考えようともしていない可能性がある。
安倍首相が美しい日本の未来のために考えることのできる首相ならば、経済と国民生活を優先し、日本経済の再建のために力を尽くすべきだ。ドイツを師とし、アジアの侵略を受けた被害国と完全に和解する誠意を見せ、実質的な行動により日本が心から和解を求めていることを証明し、心の奥底から軍国主義的な思想を取り除き、日本国内の右翼・保守主義思想を抑制し、徹底的に粛清するべきだ。侵略の歴史に明確な結論を下し、再び「覇権国」になるという夢を捨て、誠意をもって平和な国になるべきだ。
(筆者:厖中鵬 中国社会科学院日本研究所の専門家)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年9月2日