計算を間違った安倍首相は、反省しなければならない。安倍首相の問題は、アジアの「流れ」を見誤ったことにある。アジア諸国は平和的に協力し、発展と繁栄に力を尽くす必要がある。これがアジア最大の「流れ」だ。中国は日増しに台頭し、建設的かつ中心的な国になる。これがアジアのもう一つの重要な「流れ」であり、これまでの「流れ」とも重なる所がある。
安倍政権は外交に金を費やしている。表面的にはアジア諸国の発展を支援しているように見えるが、内心は対中包囲網構築の「タカ派政治」の私欲で満ちており、賛同者を集めることはできない。日本が独断専行を続け、アジアの新たな冷戦を引き起こそうとするならば、アジアで徹底的に孤立化するだろう。
非同盟主義のインドが世界で必要としているのは「発展の同盟」であり、 戦略・軍事同盟、ましてや反中同盟などではない。モディ政権は日本と結びつくと同時に、中国との関係改善の政策を推進する。この意向は、中国から積極的な反応を得られるだろう。
習近平国家主席は今秋、インドの国事訪問を実施する。中印関係は、これにより正式に「再開」される。習主席の接待が、インドの今年下半期で最も重要な外交活動だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年9月5日