日印の接近、中印の協力を妨げない

日印の接近、中印の協力を妨げない。 モディ首相の当選後、世界2位の人口を持つ大国の方針が、世界の注目を集めている。インド経済の振興をスローガンにした「強硬なナショナリスト」のモディ首相は、当選後も着実に公約を実践に移しており、国際舞台に深入りしていない…

タグ: インド 経済 鉄道

発信時間: 2014-09-16 14:46:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

モディ首相の当選後、世界2位の人口を持つ大国の方針が、世界の注目を集めている。インド経済の振興をスローガンにした「強硬なナショナリスト」のモディ首相は、当選後も着実に公約を実践に移しており、国際舞台に深入りしていない。

しかしグローバル化の時代に、いかにアジア最大の2つの経済体との関係を処理するかは、モディ首相にとって公約実現の重要な要素になっている。モディ首相は8月30日に訪日し、9月17日の64歳の誕生日に習近平国家主席を迎える。いかに印日・印中関係のバランスを取るかという問題は、インドの新首相が担う課題だ。

中国を無視できない日印

日印首脳は両国の協力の将来性を高く評価した。しかし現時点では、この一心同体に見える協力の裏側には、両国それぞれの思惑が隠されている。「インド経済振興」をスローガンとするモディ首相は、日本から経済の大きなプレゼントを獲得し、満足して帰国した。日本を正常な国にしようとする安倍首相は、安保面でインドと協力の意向を取りまとめ、自国の国際的な地位を引き上げた。

中国の隣国である印日両国の関係は、中国の要素を避けては通れない。今回の会談を通じ、インドは日本と中国包囲の勢力を形成したように見えるが、モディ首相がインドの機嫌を損ね、日本と手を組むことはあるだろうか?そのようには見えない。

例えば日本が実現に積極的な日印外務・防衛担当閣僚級協議(2プラス2)に対して、モディ首相はさらなる検討が必要とし婉曲的に断った。モディ首相は9月2日に東京で行ったスピーチで、人口大国であるインドの国内市場の将来性を重視し、印日の経済協力の強化を希望したが、首脳会談で言及された安保問題については一言も触れなかった。これはモディ首相の本音で、いわゆる安保を巡る協力の強化は、日本からさらなる経済支援を引き出すための姿勢であろう。

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