韓国の朴槿恵大統領は19日、仁川アジア競技大会の開会式に出席した日本の森善朗前首相と会談し、安倍晋三首相からの手紙を受け取った。安倍首相は手紙の中で、今秋に日韓首脳会談を行なうことを提案したが、朴大統領は、「日本側はまず誠意ある行動を見せ、歴史の傷を埋めるべき」と示した。
韓国聯合ニュースは朴大統領の言葉を引用し、首脳会談は条件が整ってから行なうべきだと報道。朴大統領は、「過去の経験を見ると、日韓首脳会談の後、両国関係がかえって冷え込むことがあった。そのため、教訓を汲み取り、まずは準備する必要がある」と話した。
領土争いと安倍政府の歴史問題における右翼的な言動から、朴大統領は就任後に安倍首相と単独で会談を行なったことはないが、安倍首相は韓国と中国の指導者との首脳会談を望んでいる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年9月22日