ノーベル賞受賞者、日本の科学研究環境を批判

ノーベル賞受賞者、日本の科学研究環境を批判。 今月7日、2014年度のノーベル物理学賞の受賞者が発表され、2人の日本人と1人の日系アメリカ人が受賞した。日本は22人の受賞者を輩出しており、アジアで受賞者が最多の国になっている…

タグ: ノーベル賞 研究環境 科学

発信時間: 2014-10-15 14:47:47 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

問題3:経費と収入が減少、安月給で人材流出

経済の持続的な低迷により、政府は学術機関の予算を大幅に削減し、研究者の経費と給与に制限を加えている。日本の多くの大学と研究所は、一流の科学者を引き止められなくなった。

また外国の大学と学術機関も、日本から優秀な科学者を招聘し、多くの経費と給与を与え、優れた研究環境を「人材招聘の武器」にしている。日本の多くの科学者が、海外での科学研究の継続を選択している。

問題4:実益と結びつかない成果

日本の研究者には、企業と研究開発を協力する意欲がない。研究開発の過程において、研究者の給与がほとんど変わらず、開発した製品が大きな成功を手にしたとしても、その中のほんのごく一部の報酬しか手にできないからだ。これは日本の研究者の積極性を大きく損ねている。

研究者が企業との協力に消極的という制度上の欠陥は、長期的に見ると日本経済に悪影響を及ぼす。

問題5:経歴重視と男尊女卑

海外で勤務している日本の2万4000人の研究者のうち、約6割が女性だ。日本では、女性の研究者の比率は10%のみだ。

また経歴重視の伝統的な観念が、科学研究界でも大きな影響力を持っている。日本では、才能ある人でも一定の経歴がなければ重用されることは難しく、積極性が損なわれている。

 

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年10月15日

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