習主席と福田氏の会談、日本は「雪解け」と報じる
習主席と福田氏の会談、日本は「雪解け」と報じる。 中日首脳会談、中国は日本の動きにどう応じるべきか？ | 米誌：中日係争が弱まる兆し | 日本に「会談実現」に誠意はあるか
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ボイス・オブ・アメリカは29日に「日本の主流メディアは30日に、前日に起きた日中関係の動向に関する二つの重要な出来事を一挙に報じた」と報じ、習近平国家主席と福田康夫元首相の会談、および王毅外交部長の演説が日本で引き起こした反響を伝えた。福田氏は「会談で日中（関係）については触れられなかった」と述べたが、日本メディアはこれを日中関係の「雪解け」開始の信号ととらえた。しかし東京大学東洋文化研究所の松田康博教授は、釣魚島および歴史の問題により、日中関係は浮き沈みを続ける可能性があると指摘した。「環球時報」が伝えた。
共同通信社は30日、「福田氏は29日に北京で習主席と会談した。双方はアジア地区の協力関係の深化の必要性を巡り意見を一致させた。福田氏は今回、ボアオ・アジアフォーラムの理事長としての身分で習主席を表敬訪問したが、これにはアジア太平洋経済協力（APEC）非公式首脳会議での両国の首脳会談実現に向けた地ならしの意味合いもあった」と伝えた。
共同通信社は、「一部の日本メディアは会談開始時の撮影許可を得た。中国がメディアに対して、最高指導者と日本の要人の会談状況を公開するのは、最近では稀なケースだ」と報じた。時事通信社は、「これは外界に対して発せられた、双方の関係改善のシグナルだ」と分析した。
王外交部長は29日に中国外交部の「藍庁フォーラム」で行った演説は、日本メディアによって「より直接的な情報」ととらえられた。日本の各主要メディアは30日の報道で、「客として迎える」を見出しとした。王外交部長は基調演説後、記者から「APECの会期中に中日の首脳が会談を開くことはあるか」と質問を受けた際に、「中国はホスト国だ。中国人には、来る人を客として迎える習慣がある」と回答した。NHKは、「これは安倍首相も客であることを意味している可能性がある。しかし王外交部長はまた、『中日関係の正常な発展の問題と障害は客観的な事実であり、これを回避することはできない。日本の指導者と日本側は、問題解決に向けた誠意を見せて欲しい』と表明した」と報じた。
菅義偉官房長官は30日に東京で、日中首脳会談への期待を示した。日本のベテラン記者は30日、環球時報の記者に対して、「現状を見る限り、日中関係には改善が期待できるが、まだ未知数だ。安倍政権の閣僚が、中国を刺激する発言をするか否かにかかっている」と指摘した。
「中国網日本語版（チャイナネット）」 2014年10月31日
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