「文化戦争」を仕掛ける安倍①日本の政権は世界の中の異端

「文化戦争」を仕掛ける安倍①日本の政権は世界の中の異端。 近年、日本の右傾化は悪化の一途をたどっている。右翼勢力は平和憲法を葬り去り、侵略の歴史を否定しようとしている。その一方で、日本の反戦・平和主義者の声はかき消されるばかり…

タグ: 安倍 言論 封殺

発信時間: 2014-11-26 16:31:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「多くの日本人や日本をこれまで観察してきた人たちが、日本が再び“独りよがり”の民族主義を復活させようとしていることに失望している」「安倍の力をバックにした極右勢力が日本の民主的政党や国民の自由、日本と隣国と関係を脅かそうとしている」。テンプル大学ジャパンのジェフリー・キングストン教授は、11月に発売された『アジア・パシフィック・マガジン』でこう語った。 

近年、日本の右傾化は悪化の一途をたどっている。右翼勢力は平和憲法を葬り去り、侵略の歴史を否定しようとしている。その一方で、日本の反戦・平和主義者の声はかき消されるばかり。南京大虐殺に関する映画や反戦映画の製作者やそれに出演する俳優などは“迫害”を受け、親中派の知識人はマスコミで意見を述べることが難しくなってきている。安倍によるこの「文化戦争」は、日本の国家利益を損なうだけでなく、東アジアの平和を脅かすものである。『環球時報』は、こうした日本の右派による左派の言論封殺について、各方面にインタビューした。

日本の政権は世界の中の異端

「この内閣のメンバーは、中韓との友好関係の再開を重視しようとする顔ぶれではない」「安倍は文化戦争を仕掛け、国家アイデンティティを再定義し、それを自分の右翼イメージに近づけたいのである」。キングストン教授は、記者に話した。

今年9月、第二次安倍内閣は政権後初めて内閣改造を行った。安倍を含む閣僚19人のうち15名が、日本の保守政治勢力といわれる「日本会議国会議員懇談会」のメンバー。前回の内閣より同メンバーの閣僚が2名増えた。野党の日本共産党によれば、「国会議員の中の右翼勢力である同懇談会は、発足後10年に亘り、日本の平和憲法を改正し、侵略戦争を否定しようとしてきた」という。

ある専門家は「安倍は憲法を改正し、集団的自衛権に関する制限を取り払おうとしている」と指摘する。民族主義者の影響力が高まるにつれ、日本の高級官僚やマスコミのトップも、戦時中における一般市民への暴行や南京大虐殺に類似した事件を否認する発言を繰り返している。歴史教科書を改訂しようとする動きも続いている。

 

1   2    


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。