中国都市・小都市改革発展センター、日中経済協会など中日両国の約100人の政府関係者、経営者、専門家が1月29日、日本の「柏の葉スマートシティ」に集い、スマート都市の建設を巡りいかに中日で協力していくか、これによっていかに中国の都市化の進展を推進するかといった問題について検討した。
同日午前、中日双方の出席者は柏の葉スマートシティの関連プロジェクトを視察した。同日午後、中日スマート都市交流会メインフォーラムが開催された。
出席者は、スマート都市を突破口とし中日の都市化の協力を推進することで、中国の巨大な市場と日本の高い技術を効果的に結びつけることができ、これが双方が直面している重要な課題であることを確認した。中日双方は経済協力により都市建設の協力を展開し、交流の深化を継続していく。
中国都市・小都市改革発展センターの李鉄主任はフォーラムで、「中日はスマート都市を突破口とし、中日の都市化を巡る実務的な協力を推進する。具体的に見ていくと、中国の都市の発展の現状と結びつけ、スマート都市モデル活動チームを発足し、モデル都市の協力メカニズムを構築する。企業の業界を跨ぐ提携、インターネット、金融、保険、医療、エネルギー、交通などの要素を統合する。収益確保メカニズムを構築し、利益を紐帯として企業のモデル都市共同建設を推進する。これによって資源配置の効率を引き上げ、エネルギー消費量を削減し、人々に利益をもたらすという最終目標を実現する」と指摘した。
改革開放から30数年に渡り、中国は急速な都市化を迎えたが、その水準は先進国を大幅に下回っている。中国は2014年3月に「国家新型都市化計画(2014−2020)」を発表し、未来の都市化の発展ルート、主要目標、戦略・任務を確定し、中国の都市化の発展にマクロ戦略・方針を提供した。日本が都市化の過程で直面した数多くの問題は中国と似通っており、中国の都市化の発展の重要な参考対象となる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年1月30日