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米比定期合同演習、日比災害救助合同演習が22日、フィリピンのパラワン島で同時に開催された。フィリピン軍の装備と軍人の訓練水準は米日を大きく下回り、この二つの演習では脇役にすぎないと分析されている。これは米日が将来的に南中国海に介入し、南中国海で巡視と訓練を実施するため、事前に現地の環境に慣れるための演習に見える。
米日比、南中国海で中国対抗の下準備か?
どちらの演習も、人道支援を口実としている。中国軍事専門家の李傑氏は、「人道支援、災害救助は口実だ。P-3Cの主な作戦目的は哨戒と巡視で、フィリピンは将来的に米日と南中国海で対潜・作戦・海上巡視の部隊を組もうとしている。3カ国はすでに暗黙の了解に達している。米国は日本に対して、フィリピンの第一列島線の南端の海峽の封鎖に協力し、フィリピンから提供される多くの空軍・海軍基地を利用するよう求めている。米日はまず、バシー海峡やバリンタン海峡などの海峽を通過する中国を妨害することを約束する。次に一定の装備、例えばP-3C対潜哨戒機や10隻の巡視船を提供することで、フィリピン軍の海と空の実力を強化する」と分析した。