同戦略を支援するのは、UH-X導入計画だ。海上の安全飛行を実現するため、このヘリは双発機となる。防衛計画は、空港が不足している南西諸島への兵力輸送を担うか、侵略を受けた島嶼を取り戻す役割を担う航空機を必要としている。富士重工はこの需要を満たすため、ライセンスに基づき150機のベル412を製造する。日本の防衛計画は、他にも17機の新型輸送機MV-22「オスプレイ」を必要としている。オスプレイは困難な条件下でも、兵力・装備の緊急輸送が可能だ。
日本の潜水艦数は数十年に渡り16隻を維持してきたが、22隻体制に増強中だ。日本の防衛アナリストによると、日本のこの措置には一つの重要な原因がある。冷戦時代は4つの海峡を制御するだけでソ連の艦隊を封鎖できたが、中国は太平洋に通じる多くのルートを持っている。
日本はいくつかの面で、米国を支援できる。香田氏によると、日本は自国の防衛により、米国が攻撃を仕掛けるため使用する基地を保護できる。これには軍用・民間空港、港湾、後方支援施設が含まれる。日本は偵察にも巨額の資金を費やしており、軍の攻撃・防衛行動で優位に立てる。少なくとも偵察設備が破壊されない前はそうだ。
中国は海軍の接近阻止の装備の開発に力を入れている。最も際立っているのは、潜水艦、対艦巡航・弾道ミサイルだ。日本の海上自衛隊と航空自衛隊が演じる極めて重要な役割は、米海軍の援軍の護衛だ。海上自衛隊は約50隻のヘリ空母、駆逐艦、護衛艦、約90機のP-3C対潜哨戒機(ロッキード・マーチン製)という、驚異的な対潜兵力を持つ。香田氏はイージス艦を2隻追加し、米艦艇に協力し弾道ミサイルを迎撃するよう主張している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年8月28日