自民党にとって、少なくとも2つの問題が存在する。まずは党内の人材不足だ。安倍首相が自民党総裁の座を8年間守れるならば、自民党内に他に人材がいるとは信じがたい。現在の世界において、どのような競争も結局は人材の競争である。自民党は次の人材を育てなければ、尽きることなき災いを迎えるだろう。次に、日本メディア今回の不戦勝について、安倍首相の「一強」という政治の現状において、400人以上の国会議員を擁する「巨大な与党」が沈黙したと分析した。これがどのような結果を生むかは、想像しがたい。中国には「沈黙の中で爆発せず、沈黙の中で死ぬ」という言葉がある。日本の与党の沈黙がどのような結果をもたらすかは、時間が教えてくれることだろう。
日本にとって、それは災いかもしれない。国内を見ると、安倍首相は軍事費の追加、軍拡、集団的自衛権の行使容認、安保関連法案の強行採決に力を注いでいる。アベノミクスはすでに失敗が宣告されている。これは日本にとって、紛れもなく災いだ。日本人が暮らしにくくなるほか、子どもたちは戦場に送られる可能性がある。世界を見ると、日本は米国にしがみつき、常に米国に放り出される可能性がある。必要な時はしがみつかせ、必要なくなればおさらばというわけだ。安倍政権は歴史問題の無視を続けており、日中・日韓関係の回復が遅れている。隣国との関係さえうまく処理できないのだから、安倍政権が国際関係をうまく処理することに期待できようか。
安倍首相は不戦勝で、しばらく喜び続けることだろう。しかし安倍首相は苦しい局面を迎えている。安倍首相は日本をどこに導こうとしているのだろうか?国民の叫び声により、自滅するだろうか?今後の経過に注目だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年9月10日