チャイナネット:今後10年、中日両国の経済貿易と投資分野の協力はどのようになるとお考えですか。
高見澤:経済調整、産業高度化、モデル転換といったように、従来の経済成長モデルに変化が必要なように、両国間の貿易や投資にも変化が必要であると思う。経済全体に成長の硬直化がみられるなかで、中国の「インターネットプラス」にみられるように、製造業と通信サービスを融合させる新たな発展モデルの構築が進みつつある。従来の産業の枠に捉われず、産業、業種、企業の枠を越えた連携や調整を行うことで、新たな産業を生み出すことができるのではないか。
今後10年の間には、技術進歩とともに人の発想を進歩させることで、新たな発展の方向性が見えてくると思われる。もちろん、そこには国を越えた日中両国の国民の間の相互理解が必要であり、そのための交流はより活発になるだろう。
(上記意見は筆者個人の意見であり、日中経済協会を代表するものではありません。)
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年9月24日