自国の需要を重視
インドメディアは、中国海軍の実力の発展を受け、米印軍事演習が米日印軍事演習に格上げされたことには、中国けん制の狙いがあると分析した。軍事演習の範囲の拡大は、インドの防衛政策の重大な方針転換であり、西太平洋に向け大きく一歩踏み出したことになる。
新華社のインド駐在記者の佘勇剛氏は、中国をけん制するよりも、インドには自国の戦略的な需要があったと述べた。米日との軍事演習の実施により、インドが「中国包囲」の陣営に加わったと過度に解釈する必要はない。
モディ政権が発足してから、インドは米日との関係を大幅に強化した。しかしインドは中国との関係も強めており、世界で外交の攻勢をかけ、経済発展のため投資を集めている。インドは米日の道具になるのではなく、独立した意志を持つ大国になろうとしていることが分かる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月16日