米海軍第3艦隊の女性司令官のタイソン中将は、米国を代表し観艦式に出席した。これは自衛隊のアジアにおける役割が拡大し、米海軍の西太平洋の活動範囲の拡大と呼応することを意味する。
米国は先ほど、日付変更線を活動範囲の境界線とすることを取り消した。これまでは日付変更線から西の西太平洋地区は、横須賀に司令部を置く米海軍第7艦隊の作戦範囲だった。日付変更線から東は、カリフォルニア州サンディエゴに司令部を置く第3艦隊の作戦範囲だった。
日付変更線を活動範囲の境界線としなくすることで、この2つの艦隊が「最も不安定な地域」で協力を展開する条件が備わる。これは太平洋艦隊が2大艦隊を形成し、西太平洋で肩を並べ、米海軍の同地域における覇者としての地位を維持しようとしているかのようだ。
自衛隊は18日の観艦式の前に、インドと米国のインド洋における合同演習に参加していた。
海上自衛隊はこの10月16日に始まる合同演習に、護衛艦「ふゆづき」を派遣した。
印米日の同演習は、安倍政権が安保関連法案を可決してから、日本が初めて実施した外国軍との合同演習になった。日本は近年、インドとの海上安保体制の構築、インド洋の合同軍事演習を積極的に模索している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月20日