日本の「匠」が語る技術職人の違い「日本はプロ意識、中国は単なる仕事」

日本の「匠」が語る技術職人の違い「日本はプロ意識、中国は単なる仕事」。

タグ: 日本技術職人

発信時間: 2015-12-19 14:08:43 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

音を聞いただけで故障を発見

2004年、当時56歳だった今本さんは、同社の初代工場長に就任。中国人のスタッフと共に努力し、同社を中国最先端の技術を誇るフィルター生産企業に育て上げた。

「中国に来る前は、こんな経験ができるとは思ってもいなかった」と今本さん。現在は、工場長の立場を退き、技術顧問として働いている。「フィルター業界にずっといるが、まだ努力が必要」と慢心はない。

「18歳で高校を卒業してからまず、自動車関連の企業で6年働き、その後、フィルター企業に就職。52歳まで続いた」。フィルター業界においては、右も左も分からなかった今本さんが、時間をかけて今ではトップレベルの技術者になったことに関して、「努力と自信が大切」と語る。

東方副総経理が、「現在、当社の作業場の生産部長の半分以上は、今本さんが育ててくれた。とても感謝している。それらの中堅技術者は、今でも分からないことがあれば今本さんに聞いている。今本さんは本当にすごい。機械の音を聞いただけで問題がないかがわかってしまう」と称賛すると、今本さんは、「これは経験で、道を歩いているだけで、どこから水が漏れているか分かる下水道修理の人と同じ。五感で感じることだ」と語る。

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