【外交:ロシアとの対話を強化】
安倍首相は中韓との関係について、「昨年11月に中日韓首脳会議が3年ぶりに再開されてから、日中・日韓関係は徐々に正常化している。日中・日韓関係のさらなる改善と発展に期待する」と述べた。
安倍首相は日露首脳会談について、両国の平和条約の締結を促進するため、ロシアのウラジミール・プーチン大統領と会談する必要があると表明した。
安倍首相は、「我々は、両国が戦後70年にも関わらず平和条約を締結していないことは、異常だと認識している。しかし首脳会談を開かなければ、北方四島(ロシア名・南クリル諸島)問題を解決できない」と話した。
安倍首相は再任後、プーチン大統領との会談を繰り返し、個人的な親しい関係を構築することで、領土問題の画期的な進展を目指してきた。プーチン大統領は予定では、2014年に訪日するはずだった。しかしウクライナ危機の勃発後、日本は米国側に立ち、対露制裁国の仲間入りをした。これによってプーチン大統領の訪日が延期された。
安倍首相は昨年、プーチン大統領の訪日の実現に向け強く働きかけた。しかし日本の政界関係者は、両国の領土問題を巡る交渉に進展が見られず、プーチン大統領の訪日の機が熟していないと判断した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年1月4日