【代わりがいない】
安倍首相は昨年12月26日、再任から3周年を迎えた。安倍首相は、3年間で一定の成果が得られたと自己評価したが、野党は「日本を悪くした」と批判した。
ジャパン・タイムズ(電子版)は、安倍首相の3年間の成果について、「安倍首相が公約した多くの大言壮語(特に経済面)が実現されていない。日本の経済成長は紆余曲折を経ており、デフレ脱却の戦いにも勝っていない。経済を厳しく管理し全面的な改革を実施するという約束にも、まだ終わりが見えない」と報じた。
BNPパリバの河野龍太郎チーフエコノミストは、「アベノミクスの刺激の規模の割には経済が振るわない。安倍首相の熱意は、相応の結果を手にしていない」と分析した。
テンプル大学ジャパンキャンパスの政治学者のロバート・ デュジャリック氏は、「有権者は代わりがいないと感じている。これは安倍首相の最大の武器だ」と指摘した。
一部の観測筋は、分裂し弱体化した野党が安倍政権を脅かしていないことを、その重要な原因として挙げた。ゆえに今年の参院選後も、安倍首相が政権を握り続ける可能性が高い。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年1月5日