朝日新聞によると、松竹映画は先ごろ、スケート選手の羽生結弦さんが映画に初出演すると発表した。映画は中村義洋監督の時代劇「殿、利息でござる!」で、羽生さんは仙台藩主の伊達重村を演じる。物語の舞台が羽生さんの故郷である宮城県だったことから出演を快諾した。今年5月に公開される。
「殿、利息でござる!」は、『武士の家計簿』の作者で歴史学者である磯田道史氏の著作『無私の日本人』を改編したもので、事実に基づく物語である。重い年貢に苦しむ宿場町を救うため、ある村民が立ち上がる。彼は藩の資金を借り、その利息を町の人々に分け与える。若い藩主を演じる羽生さんが、堂々とした姿で庶民の前に現れる。阿部サダヲ、瑛太、竹内結子などが出演する。
羽生さんは、「宮城県にこんな素晴らしい話があったことに驚いています。威風堂々とした姿と優しさを兼ね合わせるそのギャップを表現できるようにがんばりました」と述べている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月5日