春節に思う「下駄を履かないことの幸せ」

春節に思う「下駄を履かないことの幸せ」。

タグ: IT産業,中国の春節,お年玉,外国人

発信時間: 2016-02-15 13:58:26 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

榎本雄二

中国では、旧暦の新年である春節が一年で最も重要な祭事だ。日本の元旦(正月)にあたるが、日本の正月と中国の春節では、何が同じで何が異なるだろうか。

日本では正月に里帰りする慣習がある。中国の場合も春節時に帰省する人が多い。電車や車が異常に混みあうことから「民族大移動」とも呼ばれている。日本でも盆と正月には帰省ラッシュによる渋滞がニュースになる。

日本の正月にも中国の春節にも、お年玉(中国語では紅包)を子供に与える習わしがある。中国に住んでいる筆者は、若い同僚たちと仕事をしているが、その一人である社会人になって数年の同僚は、春節前になるとため息をつく。帰省したくないと言うのだ。彼はお年玉をもらう立場からあげる立場になった。だから帰省すると交通費に加えてお年玉の準備をしなければならない。安い給料だから、貯金が一気に吹き飛ぶのだ。そんな言葉を聞くと「日本と同じだな」と思う。

また、両国ともに年末恒例のテレビ番組がある。日本では「紅白」、中国では「春晩」が、家族みんなで見る番組になっている。「おせち料理」があるのも似ている。中国では「年飯」と呼ばれ、各地で料理がやや異なるが、一家揃って食べるごちそうであることに変わりはない。

一方、異なることもある。まず爆竹だ。賑やかなのが好きな中国では、とにかく爆竹を鳴らす。ただ音が鳴るだけなのに、どうしてそこまでやるのかと思うぐらい、朝から晩まで爆竹の音が響く。一日だけなら風物詩として楽しめるかもしれないが、何日も続くために、外国人にとっては辟易する習慣である。

また、中国では基本的に「初詣」がない。日本に住んでいた頃は毎年、寒い夜中に神社やお寺へ向かい、一年の祈願をするのが恒例だっただけに、中国にその習慣がほとんどないのはやや物足りない。

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