中国のマンションの多くは、所有者が自分で内装会社を探して好きなように改装する。上海だけでも和風の内装を請け負う会社は100社以上ある。上海のある内装会社の職員によると、多くの人が日本を旅行した時に温泉旅館に宿泊し、和室の魅力を知るという。
中国の和室は主に、床に畳を直接敷くのではなく、木などで高さ50センチほどの枠を作り、そこに畳を敷くという方法である。中央に置いた低い机の下を掘り下げて足を伸ばせるようにし、椅子を使う中国人の習慣に合わせた作りとなっている。また、畳の下の空間に物を置けるという点も人気を呼ぶ理由である。
中国企業に畳製造機械を販売する日本企業の社長は、「畳生活を通して日本への親近感が高まれば、両国にとって良いこと」と、和室ブームを歓迎した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年3月16日