日本人の睡眠不足のもう一つの原因は、スマホ依存症だ。日本のMMD研究所が昨年5月に発表したデータによると、全国の若者の86.6%がスマホ依存症にかかっている。彼らは寝る前に、スマホをいじる。実際には重要な情報をチェックしているとは限らず、習慣化しているだけだ。
多くの人はスマホをいじり、「精も根も尽き果て」なければ眠れない。スマホ依存症は、ニコチン中毒やアルコール中毒に続く、日本の大きな「社会問題」となっている。学者は、スマホ依存症の原因は、正常な社交の崩壊による寂しさと虚無としている。
日本政府も、日本人の生活のストレスや睡眠不足などの問題に注意しており、全国的に「シエスタ制度」を推進したことがある。しかし企業は利益のために改革を先送りにし、この制度を「自滅」させた。
「失われた20年」に続き、日本の若者は「失われた睡眠」といった深刻な問題に直面している。若者を十分に眠らせるためには、日本各界の努力が必要かもしれない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月26日