日本が貯め込む核燃料、核安全保障サミットの議題にすべき

日本が貯め込む核燃料、核安全保障サミットの議題にすべき。

タグ: 核安全保障サミット

発信時間: 2016-03-31 13:40:56 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

北東アジアはプルトニウムの保有量が急増する危険な地域になる恐れがある。日本がこれらの核燃料を、軍事目的に使用することが完全に可能だからだ。日本は今年春に核燃料処理工場を稼働させ、プルトニウムと使用可能なウランをその他の廃棄物から分離・抽出する。これは1000発の核兵器を製造できる量だ。

麻生太郎外相(当時)は2006年、日本は核兵器を製造する能力を持っているが、その計画は存在しないと表明し、核兵器の発展を試みる日本の野心を露呈した。

核不拡散条約の締約国である日本は、「核は保有しない、核は製造もしない、核を持ち込まない」という「非核三原則」を順守しているとしながらも、長期的に敏感な核燃料を大量に貯めこんでおり、深刻な核安全・核拡散のリスクが存在する。カーネギー国際平和財団のジェームズ・アクトン上席研究員は今月上旬に東京で、日本が備蓄しているプルトニウムは、アジアの緊張と核テロリズムのリスクを拡大すると批判した。

日本は3月29日に正式に安保法を施行し、日本の安保政策に根本的な変化が生じる。日本は「戦争できる国」に向け重要な一歩を踏み出し、平和憲法は有名無実化する。安倍政権による地域のバランスを損ねるこのやり方は、地域および世界の平和と安定に資することはなく、その動きと論調に警戒が必要だと分析されている。

今日の世界では、核燃料の流出と核拡散のリスクが拡大し、核テロリズムの脅威が生まれている。近年発生した重大な原発事故も、各国に向け警鐘を鳴らした。そのためIAEAの加盟国である中国は今回の核安全保障サミットで、日本が大量に備蓄している核燃料をいかに処理するかという問題を、中心的な議題として提出する理由を完全に持つ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月31日

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