安保法施行後、日本の海上戦略が高圧的に

安保法施行後、日本の海上戦略が高圧的に。

タグ: 安保法 日本 海上戦略

発信時間: 2016-05-20 15:43:47 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

海上自衛隊の武居智久幕僚長は、「南中国海を航行中、我々は周辺諸国に寄港し、友好的な訓練を実施することで、関連国との関係強化に尽くす」と話した。日本は今年1−3月、ベトナムやフィリピンと合同演習を実施した。海上自衛隊のヘリコプター搭載駆逐艦「いせ」は4月、インドネシアで実施された合同演習に参加し、その後さらに米比の「バリカタン」合同演習にオブザーバー参加した。シーライト米国防副次官補(南・東南アジア担当)は、「自衛隊は今後、米比両軍の南中国海における合同演習に正式に参加する可能性がある」と述べた。

自衛隊とベトナム・フィリピン両国は、定期・不定期の合同演習枠組みを構築しており、南中国海の海域で米軍と合同演習を実施する可能性がある。海上自衛隊のおやしお型潜水艦、駆逐艦「ありあけ」「せとぎり」は4月3日、フィリピンのスービック湾に寄港した。海上自衛隊は15年ぶりにフィリピンに寄港。「ありあけ」「せとぎり」は4月6日、南中国海を通過しベトナムのカムラン港に寄港した。日本の軍艦がカムラン湾に寄港するのは、戦後初のことだ。

また日本は南中国海問題の当事国との軍事協力を強化している。日本は昨年6月、フィリピンと軍事技術・装備を交換する協定を結んだ。双方は先ほど、フィリピンにTC-90練習機5機を貸与し、フィリピン軍の南中国海における警戒・監視活動に用いる協定に調印した。日本は現在、自衛隊の艦艇と航空機によるフィリピンの軍事基地の使用をめぐり、フィリピン側と協議している。双方が合意した場合、海上自衛隊の艦艇・哨戒機がフィリピンを基地とし、定期的に南中国海を巡航する可能性も否定できない。

ベトナムの指導者は昨年9月に訪日した。日本は南中国海問題を大げさに取り上げ、さらにベトナムに中古巡視船を無償提供し、ベトナムの海上巡航能力を高めるため研修を行うと表明した。日本とベトナムがカムラン湾の使用に関する協定に調印しているため、両国間の軍事協力はさらに深化することになる。

日本の艦艇・航空機が南中国海を巡航する場合、米国と対潜作戦の協力を行うことになる。米日は南中国海で、東中国海に類似する共同対潜体制を構築する可能性が高い。日本が巡航によって得た情報は、フィリピンと共有されるだろう。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年5月20日

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