静岡県がこのほど発表した最新の統計データによると、2015年度の静岡空港の外国人出入国者数は33万人以上にのぼり、前年度比で7割以上増加し、日本全国の空港の中で最も高い伸び率を示した。国籍別では中国大陸からが8割を占め、中国路線の急増が全体数を押し上げた。日本新華僑報が伝えた。
15年度の法務省出入国管理統計によると、静岡空港の外国人出入国者数は33万4554人で、前年度比75%増となった。
外国人出入国者数は、開港2年目の10年度には13万人だったが、11年3月の東日本大震災などを受けて減少し、13年度には8万9000人に落ち込んだ。
14年度は中国からの訪日旅行者増を受け、一気に19万1000人へと盛り返した。15年度は、中国路線の定期便が最大11路線まで増え、さらに増加した。
外国人出入国者を国・地域別に見ると、中国大陸が27万4599人と全体の82.1%を占め、中国台湾3万2688人(9.8%)、韓国2万4068人(7.2%)と続いた。定期便の就航先からの訪日客が大半を占めているとみられる。
県のまとめによると、15年度の静岡空港の搭乗者数は69万8652人と、開港以来最多だった。このうち国際線が38万9569人を占め、初めて国内線を上回った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月3日