東中国海での中国のガス田開発で確認されている16基の構造物のうち、今年に入って3基で開発が進んでいる状況が明らかになった。日本外務省は最新の写真をホームページに掲載し、外交ルートを通じて中国側に抗議した。2日付日本経済新聞が伝えた。
日本外務省ホームページのアジアの欄を見ると、「中国が東中国海で一方的に資源を開発する現状」という赤い字が目立つ。海上自衛隊が上空から撮影した写真によると、炎が出ているのは16基のうち7基。
日本は昨年7月より、中国の東中国海の開発状況を公表し始め、今年3月、5月、6月に更新。共同通信によると、岸田文雄外相は中国側への抗議を強めていきたいと表明した。
中国外交部の報道官はかつて、日本が中国による東中国海のガス田開発状況を発表したことについて、「中国の東中国海のガス田開発は、係争が存在しない中国の管轄海域内で行われている。これは中国の主権・権利および管轄権の範囲内のことであり、日本側のやり方にはまったく建設的な意義がない」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月3日