ロシア、クリル諸島に最新の安全システム配備を計画

ロシア、クリル諸島に最新の安全システム配備を計画。

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発信時間: 2016-06-06 10:35:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ロシア国防省傘下の建設会社スペツストロイは3日、クリル諸島(千島列島)の軍事施設に最新の安全システムを配備すると発表した。特に軍人の安全保障のため、最新型の安全システムを導入するという。

同システムは軍人の腕に取り付けられるデバイスで、測位システムが内蔵されており、半径50キロ内であれば指揮システムと連絡を維持できる。このデバイスは氷点下50度の環境でも正常に作動する。軍人はどのような緊急事態に遭遇しても、45秒内に司令部に報告できる。

ロシア・スプートニクによると、ロシア政府はクリル諸島に163棟の軍用ビル、94カ所の軍事施設を設置する予定だ。

その前日、ロシア極東開発省は公式サイト内で、今年中にクリル諸島の開発区を設立するという計画を明かした。また現地経済の持続的な発展の条件を整えるため、すでに6890億ルーブル規模の連邦特別プロジェクトを開始したと発表した。

クリル諸島は、ロシア極東のカムチャツカ半島と日本の北海道の間に位置する。列島南部の歯舞、色丹、国後、択捉の四島のロシア名は南クリル諸島、日本名は北方四島で、両国の係争中の諸島となっている。第二次大戦の終戦以来、四島はロシアによって実効支配されている。深刻な係争から、両国は現在も平和条約を締結していない。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月6日

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