インドのテレビ会社NDTVのウェブサイトは、「印日米が南中国海付近の海域で、海軍合同演習マラバールを実施」と題した記事で、同演習の開始を告げた。同記事は同演習を、米日印による「好戦的な中国」への共同対処と位置づけている。「中国の潜水艦を撃沈」は、同演習の重要内容となった。
米印は1992年より、マラバールを毎年開催してきた。印米の二国間演習だったマラバールは、2007年に日本を含む多国間演習になった。同演習の主催は今年、日本に全権委任されている。演習場所は沖縄付近の海域で、中日が係争中の釣魚島から約400キロ離れている。
専門家は、日本が同海域を演習エリアとしたことには、大きな私心があると指摘した。同海域は沖縄から東の海域であり、ここで演習を実施することで、中国海軍が第一列島線を突破するための航路を封鎖できる。また演習エリアは釣魚島から400キロ離れており、南中国海の海域にも近い。インドメディアは今回の演習に対する熱意を示しているが、インドの同演習に対する支配権は徐々に失われている。マラバールは、インドのマラバール海域で実施されたことから命名されたが、今や日本付近に移動している。インド海軍はすでに、日本による中国対抗の想定に深くはまっており、日本の言いなりになっている。インドは南中国海と東中国海で実益を持たない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月13日