日本の少子化は深刻だ。千葉県浦安市と現地の病院は出生率改善の取り組みとして、現地の女性の卵子凍結を援助するプロジェクトを実施した。第1陣となる女性は16日、卵子の凍結を終えた。
浦安市は東京から東に14キロ離れている、東京ディズニーランドの所在地だ。卵子凍結プロジェクトは昨年7月に始まり、3年間を予定している。浦安市は9000万円を出資し、順天堂大学浦安病院が女性の手術を担当する。
浦安病院の菊地盤医師によると、同プロジェクトの第1陣となる女性は他にも11人おり、うち3分の2の女性は自身もしくは夫の身体的な理由から自然妊娠が困難だ。浦安市在住の20−34歳の女性は参加を申し込める。原則的には、凍結された卵子は女性が45歳になる前に使用される。
日本では、卵子の凍結に平均50−60万円の費用がかかるが、浦安市のプロジェクトに参加する女性は約10万円のみを負担。現在の技術であれば、25歳の時に凍結した卵子の体外受精成功率は約30%、34歳は20%。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月20日