中国食品大手の旺旺グループが、低温冷蔵食品市場に大々的に進出する。同社が昨日発表した情報によると、同社は5億元を投資し南京市に工場を新設する。日本の老舗乳製品メーカーの森永グループと事業提携し、2大シリーズの冷蔵食品を販売する。
旺旺グループの責任者によると、同社は今回、2種類の低温製品を販売する。これには同社のヨーグルトやブリュレなどの低温乳製品と、一般的なゼリーと異なるジャスミンティー、アッサムティー、コーヒー味の低温ゼリーが含まれる。これらの低温製品は低温輸送・販売され、輸送コストは常温製品の3倍になるため、やや割高だ。同責任者は、「国内乳製品業界の主な成長源は、ヨーグルトなどの低温製品だ。そのため当社は同業界に大々的に進出することを決定した。これまでの小規模な販売では、高い成長率が確認された。今年からは販売を拡大する。南京工場は1期プロジェクトに過ぎない。当社は2−3年内に、低温製品が売上全体に占める比率を約5%にすることを目指している」と話した。
同社の業績報告によると、昨年の売上は約223億元、純利益は約36億元だったが、前年を下回る業績となった。同社は成長中の低温製品市場に大々的に進出することで、新たな利益の成長源を拡大しようとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月22日