ロシアのドキュメンタリー・テレビ協会広報部が発表した情報によると、郭柯監督の中国人慰安婦ドキュメンタリー『二十二』が、23−30日に開催される第38回モスクワ国際映画祭コンペティション部門に出品されることになった。ロシア・スプートニクが22日に伝えた。
『二十二』は旧日本軍の中国侵略戦争から生き残った中国人慰安婦に関する、長編ドキュメンタリー映画だ。特殊な撮影チームには、国内外の映画専門家の他に、学者および慈善団体が含まれる。本作品は中国5省の29カ所で撮影され、当時の境遇を振り返ろうとする中国大陸部の高齢者、彼らを長期的に見守ってきた人たちの口述が内容になっている。全国各地で暮らす慰安婦生存者の生活の現状、周囲で起きた出来事や人物などを理解できる。
今年の審査委員長は、フランスの映画監督トマス・バルメス氏。コンペティション部門にはロシア、米国、ノルウェー、セルビア、チェコ、フランス、韓国の作品が出品されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月24日