日本の中学入試に領土問題が出題 保護者から不安視する声も

日本の中学入試に領土問題が出題 保護者から不安視する声も。

タグ: 地図 釣魚島 領土 紛争

発信時間: 2016-06-26 09:13:14 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

記者の調べによると、東京書籍の教科書には「日本海上にある竹島は、日本固有の領土ですが、韓国が不法に占拠しています」と記述されている。教育出版の教科書は釣魚島について、「沖縄県の尖閣諸島も日本の領土でありながら、中国が自国の領土であると主張しています」と記述している。さらに「尖閣諸島周辺で中国船による領海侵犯や違法漁業がくり返されている」という内容も加えられている。

領土問題に関する内容を入試問題にすることについて、日本の多くの保護者と学者は不安視している。共同通信によると、ある大阪府の保護者は息子の模擬試験に「不法占拠」という字が含まれることに驚き、「これは慎重さに欠ける。子供が大人しく、このような内容の教育を受け入れることが心配だ。授業中に領土問題を学べば、これらは歴史の背景を理解する材料になる。ただし試験の目的は、正確な答えを書き点数を得ることだ」と話した。

東京都在住の保護者、松本花子さんは「いかに多くの観点と資料の中から最も真実に近い内容を選び、教科書に記載し次の世代に教育するべきか。これは政治的な立場だけでなく、学者の誠意と教育者の良心が必要だ。教育は政治のためではなく、未来のためだ」と語った。金沢大学の村井淳志教授(社会科教育)は、「対立がある解釈や用語は慎重に扱う必要がある。テスト対策のための暗記より、多角的な立場で教えることに重点を置くべきだ」と指摘した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年6月26日

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