日本農林水産省がこのほどまとめた16年農業構造動態調査によると、2月1日現在の農業就業人口は前年比8.3%減の192万2200人で、初めて200万人を割り込んだ。
共同通信は、高齢者の離農が進んでいる上に、政府が旗を振る若者の就農も伸び悩み、農業の担い手減少に歯止めがかからないためだと分析する。統計によると、29歳以下の農業従事者数は24.3%減の4万8200人、30-34歳は8.2%減の3万1200人、35-39歳は11.5%減の3万8300人だった。
日本では、全体の半数近くを占める70歳以上の高齢農家の離農が目立ち、70-74歳代の農業従事者数は前年比12.5%減の28万800人、75歳以上は8.8%減の60万4800人だった。全体の農業就業人口は1970年代半ばには700万人を超えて推移していたが、1990年は482万人に減り、2008年に初めて300万人を下回った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年8月2日