内閣改造、安倍氏の計算とは

内閣改造、安倍氏の計算とは。

タグ: 内閣改造 稲田朋美

発信時間: 2016-08-04 13:11:57 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の安倍晋三首相は3日、内閣改造と自民党役員人事を行った。安倍首相が所属する自民党は先月10日の参院選で勝利を収めた。衆議院・参議院選挙後の内閣改造は、日本の政界の慣例だ。安倍首相の2012年末の就任後、3回目の内閣改造となった。

安倍首相の今回の内閣改造には▽2018年9月の自民党総裁選への手配り▽ポスト安倍時代の後継者の育成――という伏線がある。改造には「安定」と「奇妙」の特徴がある。

「安定」が、次の3点で示された。

まず、麻生太郎副首相兼財相、菅義偉内閣官房長官、岸田文雄外相という、内閣の「鉄のトライアングル」を維持した。この3人は2012年12月に安倍首相が再任を果たしてから現在までポストを維持し、安倍内閣の内政・外交の軸をなしている。

次に、腹心のグループの強化だ。今回の内閣改造で、安倍首相の主な腹心、政治の盟友は留任するか、入閣し要職を占めている。留任には高市早苗総務相、塩崎恭久厚生労働相、石原伸晃経済再生相が含まれる。入閣して要職を占めたのは、前自民党政調会長の稲田朋美氏で、防衛相に就任した。前内閣官房副長官の世耕弘成氏は経済産業相に就任。

それから、リスク要因排除と党内への配慮だ。前回、前々回の内閣改造ではそれほど大きな変化はなく、新たに入閣した閣僚は少なかった。自民党内のベテラン議員、すなわち「閣僚候補」の人数が60−70人に達している。安倍政権の長期化により、閣僚候補が恨みを募らせる。今回は8人の初入閣で、党内の主要派閥のベテラン議員に適度に配慮した。

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