安倍氏、極右女性政治家を防衛相に抜擢
安倍氏、極右女性政治家を防衛相に抜擢。
タグ： 稲田朋美 防衛大臣
日本の安倍晋三首相は3日午後に内閣改造を行った。防衛大臣として入閣した、極右女性政治家の稲田朋美氏は、メディアが注目する人物になった。稲田氏は安倍首相と親密な関係で、南京大虐殺と日本の侵略の歴史を著書で否定している。稲田氏の防衛大臣就任は、日本国内で物議を醸している。
日本の安倍晋三首相は3日午後に内閣改造を行った。防衛大臣として入閣した、極右女性政治家の稲田朋美氏は、メディアが注目する人物になった。稲田氏は安倍首相と親密な関係で、南京大虐殺と日本の侵略の歴史を著書で否定している。稲田氏の防衛大臣就任は、日本国内で物議を醸している。
【靖国神社の常連客】
日本メディアは2日夜、稲田朋美氏が防衛大臣に就任することを速報で伝えた。稲田氏は小池百合子氏に続く、日本2人目の女性防衛大臣になった。小池氏は数日前に東京都知事に就任し、日本初の女性東京都知事になった。
共同通信は消息筋の話として、稲田氏は自民党政調会長を続けるつもりだったが、安倍首相に防衛大臣に起用されたことは「意外な人事」だったととしている。稲田氏はこの情報を知ったあと、周囲に「驚きだ」と漏らしたという。
稲田氏は1959年生まれの極右で、著書の中で南京大虐殺と日本の侵略の歴史を否定し、第二次大戦の戦犯に判決を下した東京裁判に反対している。2003年には「百人斬り競争」の犯人2人の子孫の名誉が毀損されたとして弁護を担当し、旧日本軍の南京における「いわゆる殺人競争は完全に虚構だ」と主張した。
稲田氏は靖国神社の「常連客」でもある。2012年12月に安倍内閣の行政改革担当相に就任してから、稲田氏は毎年8月15日の敗戦記念日に参拝している。
稲田氏は安倍首相の腹心で、何度も破格の抜擢を受けている。共同通信は、安倍首相は稲田氏の政治経験の不足を補おうとし、何度も重要なポストを与えていると報じた。
【国内外で物議】
稲田氏が防衛大臣に就任するという情報は、日本の政界で物議を醸している。8月15日の記念日が近づき、一部の政治家は稲田氏の「歴史観」を懸念している。稲田氏の歴史観が米国から疑問視されれば、日米同盟関係が損なわれるというのだ。
また最大野党の民進党の指導部も、稲田氏への「攻勢」をかける準備を進めている。安保政策の経験不足という弱点を突き、国会で質問攻めしようとしている。民進党の関係者は「防衛相は言行を慎む必要がある。稲田氏が予想外のことをすることが心配だ」と述べた。
稲田氏は実際に、頻繁に荒唐無稽な発言をしている。稲田氏は南京大虐殺を否定しているばかりか、慰安婦は当時合法行為だったと述べた。稲田氏は数日前にテレビ局のインタビューを受けた際に、ソウルの日本大使館前に設置されている慰安婦少女像を移設するべきだと述べ、韓国側から不満が噴出している。
韓国メディアは3日、稲田氏の韓国における「黒歴史」を掘り出した。韓国メディアの報道によると、当時無名の議員だった稲田氏は2011年、別の2人と韓国に入国し、独島（日本名・竹島）付近の鬱陵島に上陸しようとしていたが、韓国側から入国を拒否された。
韓国メディアによると、稲田氏らは入国拒否されたあと、空港に留まり帰ろうとしなかった。さらに出前を呼びビビンバを食べ、帰る時には海苔も忘れず持ち帰り、「醜態」をさらしたという。
「中国網日本語版（チャイナネット）」 2016年8月4日
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