新たに就任した日本の稲田朋美防衛相の訪米日程がこのほど確定した。訪米は13日からで、カーター米国防長官と会談し、より多くの軍事活動における自衛隊と米軍との協力展開について協議する。稲田防衛相はさらに、南スーダンも自ら訪れ、新安保法による「駆けつけ警護」などの新任務の自衛隊による遂行に道を整える。日本新華僑報網が伝えた。
新たに就任したばかりでやる気に満ちた稲田防衛相は、安倍晋三首相の掲げる「積極的平和主義」を完遂するため、日本の軍事力が世界で「影響力」を発揮できるよう躍起となっている。
新安保法を実施し、自衛隊の海外派兵の条件と制限を引き下げる。防衛省の機構を改革し、武官である自衛官の地位を高める――。安倍首相が一歩一歩進める防衛政策は、その愛弟子とされる稲田防衛相によって最高潮へと高められ、日本自衛隊の海外派遣が常態となる可能性もある。日本自衛隊は、海外派兵の「高速道路」としてどのような道を考えているのだろうか。
PKO活動
第一次湾岸戦争中、日本は、「国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律」(PKO法案)を採択し、米国への130億ドルの「援助」提供を代価として、自衛隊の海外派兵の夢を実現した。その後、カンボジアやモザンビーク、ゴラン高原、東チモールなどで自衛隊の姿が見られるようになった。
2012年2月から現在まで、日本は、南スーダンの平和維持活動に自衛隊を10回にわたって参加させ、派遣人数は3000人を超えた。稲田防衛相はしばらく前、東アフリカのジブチで、自衛隊の南スーダンでの平和維持活動が停止されることはないと語った。PKOは日本自衛隊にとって、期限切れすることのない「海外通行証」となっている。